店長の本棚☆ 

ボスです。

今日は友人からお借りしている本をご紹介します。


『教養脳を磨く』 NTT出版

日本書誌学・国文学 林望氏と、理学博士 茂木氏の対談本。


ケンブリッジ式’教養脳’の育て方や、

教養脳的に古典を読んでみるという内容です。


対談の一部より。


もののあはれ”の英訳は? ≒  pathos of things 。

これではニュアンスがかなり違ってしまうのではという疑問から。


もののあはれ ≒ humanity ≒ 人間的であること。


日本人が持っている無常感、センティメント(情緒)の部分に普遍的なものが

ある・・・と記されていました。


古典文学に見られる感性は、我々の内側に有るはずだけど、

木星の衛星を見ているかのような遥かな距離感を感じます。

と同時に、遠くのものを見ていたいという憧れを喚起するところも

ありますね。〜茂木氏談〜


表現について、ヒューマニティーを感じる文章でした。



チョコザイに勉強して、何かがわかるとと思ったら大間違いだ。

何かがわかるのではなくて、何がわからないのかがわかる程度の

ところが、人知というものの限界かも知れない。

だから、私たちは、いつも虚心坦懐に、そこにあるものを見て、

その背後に隠れているものにまで、考察を及ぼさなくては、

結局何も認識することはできない道理である。 〜林氏談〜



この文章も実に心に染み込みました。。


テーマは難しい内容でしたが、とても読み応えのある本でした。


個人的に気になったところを

抜粋しただけのご紹介になりましたが、

(まとめが下手でごめんなさい。。)

気になられた方はぜひ♪